台北の日本人教会初代牧師・河合亀輔

 

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黑羽夏彥 研究メモ http://formosanpromenade.blog.jp/archives/73348213.html 2017年11月02日。

作者文末に曰く:河合亀輔の生涯については、「河合亀輔小傳」(『昭和九年 日本基督教會年鑑』日本基督教會事務所,1934年, 10-11頁)や、台湾総督府文書に収められている彼の履歴書(「幼稚園設立認可ノ件(河合亀輔)」(1907年08 26),〈明治四十年永久保存追加第一卷〉,《臺灣總督府檔案》,國史館臺灣文獻館,典藏號: 00001349005)を参照した。   
1895年の日本による台湾領有直後、細川瀏、武田芳三郎、吉川亀という3人のキリスト教宣教師が日本軍の慰問使という身分で来台したが、彼らは間もなく日本へ帰った。台湾で最初に腰を据えて教会活動に従事した牧師は河合亀輔(1867-1933)である。   
河合亀輔は1867(慶応3)年3月29日、山形県南村山郡上ノ山町に生まれた。戸籍上の原籍地は千葉県印旛郡大杜村字大森となっている。1883(明治16)年に上京、山上学校に入学して、1884(明治17)年に英国長老教会宣教師トーマス・リンゼーより受洗。その後、三田英学校、青山学院を経て明治学院英語高等普通科に転学し、1890(明治23)年に明治学院英語科神学部に入学する。1894(明治27)年、渡米してユニオン神学校やコロンビア大学大学院にて学ぶ。   
1896(明治29)年5月、日本基督教会大会伝道局の依頼により台湾へ渡った。同年6月30日に淡水のマッケイを訪問(北部台灣基督教長老教會大會 北部台灣基督教長老教會史蹟委員會策劃、翻譯,《馬偕日記Ⅲ 1892-1901》,台北市:玉山社,2012年,頁258)して以降、二人は頻繁に行き来し、時には一緒に伝道活動を行っていた。台湾人と日本人が同じ礼拝に参加したときには、河合が日本語と英語、マッケイが英語と台湾語を用いて通訳していた。     
同年7月4日には艋舺教会にてマッケイと河合など日本人たちは宣教について話し合い、日本人向けの礼拝堂を設立して河合が伝道師となることが決められた(《馬偕日記Ⅲ 1892-1901》,頁259)。台北の日本人キリスト教徒は当初、マッケイが設立した艋舺教会に間借りして礼拝を行っていたが、同年9月に李春生の厚意により台北新起街に建物の提供を受けて講義所を設立、同年11月22日に正式に台北日本基督教会となった(台北教会は名称・場所が移り変わった後、現在の台灣基督長老教會濟南教會となる)。同日の礼拝にはマッケイのほか、台湾南部長老教会のファーガソン(宋忠堅、Duncun Ferguson)牧師、日本基督教会から派遣された大儀見元一郎牧師も出席した(《馬偕日記Ⅲ 1892-1901》,頁279)。   
なお、このとき日本基督教会は大儀見元一郎のほか井深梶之介も派遣する予定だったが、井深は支障があって来られず、大儀見一人の出席になったという(台灣基督長老教會總會理事委員會編,《台灣基督長老教會百年史》二版,台南市:台灣基督長老教會,1984年,頁97)。井深梶之助は李春生が1896年に東京を訪れた際、李と会って親交を結んでいたので、この機会に台北を訪問したいと考えていたのかもしれない。   
翌1897年11月27日に台北教会で日本長老教会25周年、台湾教会1周年記念の式典が行われた際にもマッケイは出席して講演している(《馬偕日記Ⅲ 1892-1901》,頁330)。1899(明治32)年4月、河合は日本基督教会東京中会において台北教会牧師となることを認可され、1900(明治33)年2月11日、正式に台北教会にて牧師に就任する。なお、1899年1月に河合の娘・初音がマッケイより受洗している(《馬偕日記Ⅲ 1892-1901》,頁392)。台湾において日本人伝道師は日本人向けに伝道を行う形になっており、1906(明治39)年に日本基督教會台湾中会が設立されると河合が議長に選ばれた。   
1912(明治45)年9月、母親が危篤との報を受け、河合は日本へ戻る。いったん金沢教会牧師となったが、植村正久や日疋信亮から要請を受けて基督教青年会軍隊慰問部幹事長としてシベリアへ渡った。おそらくこれは第一次世界大戦後のシベリア出兵に伴う活動であろう。青年会を辞した後、東京へ戻るが、植村正久の要請により広島県、福岡県で伝道活動に従事する。晩年は乳癌による闘病生活の中でも活動を怠らず、1933年3月17日に逝去。

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